凍る世界/B面


眠れずに迎える朝の血の痛み あなたは夢の中にいますか


食べるなら残さないでね殺してねちゃんとあたしをあたしのままで


神様はたぶんかじかむ指先で胸を盛ったの デコピンの刑


草むらに潜んで君の足指に噛みつく桃の眼をしたあたし


水彩で「死にたい」と書き塗りつぶす 空か海かもわからない青


星の名を教えてくれるその声で名前を呼んで夜に刻んで


手の中の花影ぎゅっと握りしめあなたを好きなわたしでいたい


こんなにも長い夜なら仕方ない 君があたしの名前呼んでも


角材で殴りたいけど持てなくて氷雨に濡れた私は素手だ

すれ違いの猫たち

短歌・詩・散文を掲載しています。